タイトルの通り
ウマ娘非公式大会に参加してきました
例によってつらつら書いていきます
大会概要
【告知】
— えーま (@Entoma_deth) 2023年9月23日
天晴杯、復活します!
凱旋門賞チャンミオープン決勝ルール準拠の、極限まで『実力』を重視した大会となっております。
リプ欄に天晴杯Discordのリンクを記載しております。
皆様のエントリーをお待ちしております!#ウマ娘 #天晴杯 pic.twitter.com/1djpWt9LIO
以下に、ルールの解釈等を記載していますが、あくまで1参加者としての解釈です。
正式なルール記載についてはディスコード内で発信されています。
オープンリーグの大会で、
ダブルエリミネーション制(2回負けるまではトーナメントにに残留)
2日目(ここでは2次リーグとします)からは2本〜3本先取と、
とことん不運負けを排除した実力勝負の大会でした
自分は2次リーグの2回戦目で敗退しました
やっててすごいなと思ったのは、みんなその都度相手が出してくる手札を呼んで、自分の出す編成を変えてくる、というところです。
1日目の時点で全員の少なくとも使用キャラはわかるので、そこからデータ戦が始まっています。全員の手札とある程度の脚質予想、2次リーグでぶつかったときに、そのデータを使って予想する…。
そしてその敵編成に対する、的確な対処となる手札が何なのかを正しく理解する。
そして、相手の作戦、手札を読んだとしても、それに対抗しうる編成を実際に自分で持っていないとどうしようもありません。
日程的に相手を見てからの育成は困難なので、事前にどれだけ予想と手広い編成の準備をするか、という側面がありました。
またみなさん大会の後半になるほど、次に出す編成の長考に入り、編成が決定したら宣言し、全員の準備が整ったらすぐにルームにメンバーを登録し、相手の編成を見てから出すということがないようになっていきました。
ここまでのガチ…
よく一戦一戦を考えられる、その熱意と労力…
事前登録なしの編成自由自在大会は初めてのだったので、この本気具合に圧倒されました。
なんの気無しにチャンミ編成と当日用意したデバフで出てきた自分とは、世界が違いました。
また何故か後半になるほど、勝敗がばらついてフル試合になるという事象が発生していました。
大会が終わったのは深夜3時とかそのくらいでしたね…
まあ自分は何の運命か、当日めちゃめちゃ眠くて、当日夕方から夜の8時半まで寝てたので、普通に最後まで見てました。
敗退戦について
自分は2次リーグの2回戦で負けました。
ここは2本先取の3頭出し9人レースでした。
何故かここもきれいに全員1勝ずつとなり、4試合目で決着がつく、というところまで縺れ込みました。
4試合目の展開としては、終盤に入り自分のタキオンが1位先行し、シービーも追う様に終直前に2位になり、デバフ独占力も出たのでラスト勝てる!
と思っていましたが、
最後、継承勝利の鼓動を出した追込通常メジロマックイーンに差されて負けました。
このレース展開を引いて、それでも負けた衝撃も大きかったですが
思い返すと相手の打ち出した作戦と練度の高さに慄きました。
まず追込通常メジロマックイーンってなんだ???
魔改造というのもそうだけど、何故追込にマックイーン???
これはデバフララと同時出しすることで、最強の脚質追込で固有接続を確定させるという恐ろしい攻撃でした。
いや…確かにわかる、わかるけど…
実際に魔改造育成して、実戦投入まで…やる?!?!
対人戦の大会の恐ろしさを感じました。
ここまで明確にコンセプトを持って攻撃されるのほある種痛快まであります。
もちろん大逃げポシキ上振れなと、外す展開も無くはないのでしょうが、それをフォローする追込クリオグリという関係だったのでしょう…
これも相手の編成を見て、手札を変えてくる…
ここまでしないと勝てないのか、と思ったもんです
あと、勝負を分けたのは最終直線の継承固有スキル勝利の鼓動でした。
継承スキル3つ目としての勝利の鼓動を外さない。今回は概ね継承加速を両親にするので、勝利の鼓動は、後ろ脚質には勝負を分けるスキルになるとわかりつつ、やはり3つ目の勝利の鼓動を取り切るのは難しいものでした。
そこを甘えない、必要なものを甘えたやつから脱落する、そういう大会でした…
((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
天晴杯な最終的な順位表になります
— かまちょ。 (@toarupaisen) 2023年10月23日
改めて皆様お疲れ様でした
また様々な改善を持って次回大会に繋げていきたいと思います、たくさんのご参加本当にありがとうございました pic.twitter.com/EbtLbqhNGp
一体何青龍だったんだ…
ちなみに、当日はほんとにどこの誰なのかわからなかったのですが、
残っていたデータで翌日わかりましたw
デバフについて
今回この大会では、デバフ出走について制約がかけられていました。
ざっくり言うと、
デバフウマ娘は1体まで。
デバフウマ娘には金(進化)スキルは1個まで。下位の赤・白スキル数は制約なし。
固有と継承固有スキルにデバフ効果がつくだけならデバフウマ娘には該当しない
慧眼や荒ぶる旋風はデバフウマ娘には該当しないが、デバフウマ娘との同時併用は不可
これらを聞いて、自分は以下のような整理を脳内でしました
・ルール制定のために、まず「デバフウマ娘とは何か」の定義がされた
・定義「デバフウマ娘」とは、デバフスキル(赤スキル)を持った娘のこと。このときアイコンが速度や回復スキル表示でデバフ効果がつくものは、デバフスキルとは定義されない
・デバフウマ娘には、以下の制約がつけられる。速度スタミナデバフ通して、デバフは1人までしか出せない。金スキル(進化)は1個まで。下位スキルの数は制約なし
・アイコンが速度や回復スキル表示でデバフ効果がつくものをとってもデバフウマ娘とは定義されないが、デバフウマ娘との併用は不可
なんでこんなにデバフウマ娘の定義について記述されて、単にデバフ効果のあるスキル所有有無でスキルデバフウマ娘なのかどうかを判断しないのかというと、独占力などの純粋な金デバフは1個まで、という制約のためにこうなっていると思います。
仮にシチーをエースで出すなら、金スキルがいくつか取得されるはずですが、もしデバフ効果付きスキルで一律デバフウマ娘とすると、慧眼があることでデバフウマ娘になってしまい、金スキルが1つしか取れなくなってしまい、金スキルを慧眼だけか、慧眼を外すという制約が出てしまい、他とは不公平な育成になってしまいます。
しかしオープンの性質上、デバフ無制限になるとデバフ出したもん勝ちにしなりやすくなってしまう、場合によってはみんな歩くなど崩壊した状態になってしまう…ここのバランスを取ったルール制定だったのだと思います。
ただこれは実際に大会をやっててみると、これはデバフウマ娘なのか、このスキル取得はいいのか悪いのか、という疑問が生まれてしまい、都度運営へ聞いて解明を求めるということになってしまっていました。
口頭のみでしか聞いていませんが、次回以降はデバフの制約を無くすとのことです。
個人的にデバフは制限をかけてもらったほうがいいと思っています。強い人にはデバフが効かない、とは言っても、対デバフを大会レベルで対処するにはチャンミで出すような編成よりはギャンブル寄りにならざるを得ないし、過去大会でクリオグリとダブルデバフが全員みたいな展開も見てきたので、オープンの性質上デバフが強いのはどうしようもない事実だと思います。
スタデバフが横行するとレースにならないという事態も発生すると思います。
一方、デバフで金スキルは1個までといバランスを取った制約にすればするほど、実際の運営が困難というのも今回わかってしまったので、運営の方がデバフ制約を無しにするというのも、運営上仕方ないと思いました。
疑義について
今回の対戦相手に、このデバフルールに違反すると思えた編成があることに気がついたときは動揺しました。
運営から、運営では見きれないと思うので相互チェックをして、というコメントは事前に出ていましたが、いうて実際NGな人なんておらんやろ〜と思っていました。
それでも一応念のため自分の目で…と思って見てみたら、上記の整理を踏まえてもNGなのでは?という編成があり、それも気づいたのが発走した後だったこともあり、慌ててしまいました。
まあ今更な話ですが、相互チェックを〜と言われた時点で、もし疑義のあるウマ娘がいたらどうするのか、というところを事前に聞いておけば良かったなと思いました
(なお終盤の終盤で、同じように「この編成は大丈夫なんでしたっけ?」というような会話がディスコードの対戦部屋内で行われていました。そのときは、既に運営にピックアップされた試合がその部屋しかなかったので、見ていた運営の方が即時に判断されていました。)
お問い合わせに書き込んで、どうしたらいいかあたふたしていました。もう出走してレースが走ってしまったし、そういえばさっきも走っちゃったな?!と書いてるうちに、運営の方とのやり取りの中で、先走って対戦相手の方の名前とウマ娘名をお問い合わせに書き込んでしまいました。これは申し訳なかったです。
お問い合わせから疑義があること、どこのアルファベットのルームなのかまでを伝えて、あとは運営の方にどのウマ娘なのか、などその先の確認を任せればよかったと今なら思います。
自分が確認を求めたのは、
下位の赤スキル複数持ち、かつ金速度などを複数(独占力などの金デバフは無い)積んでいる、という娘でした。
自分の中の整理だと、この娘はデバフウマ娘に該当するため、金スキルは複数持てないと判断されました。
別に、デバフ効果という面では、この子がデバフウマ娘なのかそうでないかは大勢に影響はありません。
ただ直前にデバフに大逃げスキルはいいのかという確認がされていて、大逃げは金スキルのため独占力との共存は不可、との判定だったため、厳密に言えばこれもNGになるはずでした(デバフが大逃げなのか逃げなのかは、そこそこ影響がある、というところが違ったのかもしれませんが…)
ただこのデバフウマ娘の解釈は参加者の間でも割れ、しばらく議論がなされました。
自分は赤アイコンを持っているだけでデバフウマ娘だと判断しましたが、
他の解釈としては、独占力や慧眼などデバフ効果を持つ金スキルを持っていないので、これはデバフウマ娘ではない、というものがありました。
正直どちらの解釈も取れるので、この場で運営の方に解明を求めました。ここでこの解明を求めるのはとんでもない負荷だとはわかっていましたが……
なので、どちらの判定でも運営の方の結論には従うつもりでいました(これは当然ですが)
こういうとき、解明する側は
もとの設計思想に沿う判断はどこなのか、と、
既に発信して参加者に明らかにしている情報はなんなのかと
それでも最も重要な公平性を維持するためにどうするべきなのか、
のせめぎあいになり、判断は極限まで難しくなる…。
説明記載どおりに読むなら、多分NG、でも大局に影響ないでしょ?という観点からならOK、でもデバフが蔓延してほしくない、そのためにデバフウマ娘かどうかの定義をしたのはなんのためだったのか?ガチな大会であればあるほど、判断もシビアになるはず…後への影響もかんがえると甘めの判断はしにくい・・・(これは今回限り、今後どうするかは改めて発信する、という発信もありだと思います)
こういう、制定したルールを運用してみて生じる苦悩は、すごいものがあるはず…
運営の方には、あの場で解明頂いたことに感謝しています。
解明にとんでもない負荷があったことも紛れもない事実だったと思います。
こうなると、デバフルールは無理!辞め!となるのも致し方ない無いというか、
現実問題として、時間制限があるなかで運用できない、となっちゃうんですよね…
もしも自分が大会をやるなら、赤アイコンのスキルの取得はNG、にするかもしれません
最後に
まとまりませんが、以上が天晴杯参加しての記事です。
天晴杯は、事前の編成申告がない、一戦一戦読み合いで編成を変えて出すことができるガチ大会でした。
デバフ制限はできれば続けてほしかったですが、廃止やむなし…というのも見ていて通関しました。
次は中山2500で長距離、ぱっと単純に考えたらローレルデバデバですが、全員これをやると順位条件がひどいことになるので、仮にローレルデバデバだとしてもじゃんけんの様な読み合いが見れるでしょう。
長距離の大会でほんとにタブルデバフになるのかはわかりませんが…
読み合いの要素には、デバフが入ってくるのはないでしょうか
次回の熱い戦いに期待して…